世界一機械化が進んだ日本を自慢するより失ったものをも視野にいれなければ。
イギリスに18年住んで今は作家として活躍している人の最近出されて本を読んだらこんな文章に出会いました。日本には痴漢が結構あり時として有名な大学教授など捕まったりして話題を賑わしますが、イギリスでは18年間聞いたことがないといっています。彼のイギリス人の友人はこれを分析してこう語ったということです。日本人は物事に狭く深い興味があるから素晴らしい製品を生むことができる。したがって欲望の刺激も首筋、足首、脇の下、乳房といった局所に対して異常な欲望をそそられるのではないかと。一般的にいって、イギリス人にはそんな部分といったものに性の刺激を受けるよりは全体にたいしてそそられるとのことです。日本人は性に対しても想像で快感を楽しむのが得意かも知れません。嘗て友人のずーっと年上のフランス人がポルノ見るんだったらやった方がいいといってましたし、かれの経験も豊かなものでした。確かに欧米人と日本人の性に対するものは違います。牧畜民族と農耕民族とでは考え方もおおいに違います。それと作者がいってることは日本の方が現実とバーチャルな世界との境界がぼやけていて警察官、教師、医師などがつまらない痴漢行為で捕まり職を失ったり常識で考えられません。その時理性がはたらなくなるのは集団の中で自分がなくなり無名性になってことを行う、イギリス人は個が集団に入ろうが決して個の意識が明瞭で埋没しないので痴漢行為に及ばないといえるといっています。日本の社会は欧米と比べストレスが強いとみています。秋葉原に多く存在するメード喫茶など日本特有で若いサラリーマンなどがもっぱら常連なのも日本社会が若者が切り開いていく未来が無いのではないか、疲れきっているのではないか。昨日図書館の宗教欄の書棚の前に20代前半と思しき若者がいるのでめったに話しかける事はしないのですが、宗教に興味あるのと聞いたら、いやというのですが何か悩みに答えてくれるようなものをさがしていたのかもしれません。更に質問してみました。若いひとにとって社会に未来がないので不安でしょうといったら、不安ですといいました。専門学校の生徒のようでした。結構一人で悩んでいるのかもしれません。こういう若者にアドバイスや悩みに答えるような所は何処にあるのでしょうか。ケータイで大して意味の無い交信はしても本当の対話はないのではと思います。今の人間は小学生から自分の内部をさらけ出さない生き方を身につけているそうです。それは内部をさらけだすことによって嫌われ仲間はずれになることの恐怖があるといわれます。内部のおぞましさ、孤独などを隠し、表向き100パーセントの人間に自己同化したときそれは生産のパーツ、家族のなかでもパーツになりかねません。そこに社会が人間をパーツとみる見方が一般化していったら、むしろグローバル化の社会ではそうなるでしょう。多くの若者がおいらは取替え人間なのだと思った時世界はより冷ややかなものになるでしょう。特に日本は機械の進歩を率先しそれを抵抗無く社会に取り入れ、むしろ機会を神と看做します。そして人間がシステム以下になり人間疎外があれよあれよといってるうちに進行していってしまう。以前、電車の出札が自動になり、手に障害をもつひとが大変不自由になったということです。その上キップを切る改札係のときは障害児がどこかに集団ででかける時など係りが今日は何処に行くのと対話もあったということです。機械化、合理化が進めば目的を早めることはできても、人生の終着は死ですから、死にむかって一直線に突っ走っていくようなものです。人生はプロセスに意味があるのですからときとして道草をくったり、困っている人と共にあったりと合理と功利でがんじがらめで死にむかって加速度を増すような生き方しかフォーカスできない今日は全く余裕のない、機械に引っ張られる、つまらない世の中になったものだ。イギリスの生活はまだ何十年前のボイラーを使い多少不便でもお茶の時間を大切にしこの作者は身体に障害のあるわが子のためにイギリスに移住したことを正解と思っていることでしょう。先進国の中で一番機械化が進んでいると思っている我々が一番おぞましい社会をつくっているかもしれないという自己分析は怠ってはならないだろう。
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投稿: こてん | 2009年7月11日 (土) 23時28分