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2009年7月 1日 (水)

今村 均大将の生き方を知る。

太平洋戦争が終わった1945年わたしは9歳小学校4年でした。そんなわけで東京軍事裁判もなにも分りませんでしたがこの頃第二次世界大戦が何であったか、日本の中国、東南アジアの侵略が100パーセント悪であって、ご存知のように戦後の歴史認識が自虐史であると教えられ、それが今日の日本に誇りをもたない国へ、政治への無関心な若者を育てました。世界で愛国教育を徹底してしない国は日本をおいてないだろう。いかなる国にもミスや不正を犯すのは避けられないが教育はその国の正義、長所、美徳などを強調して教えるのが当たり前で、戦後の教育は悪いことばかり羅列してひたすら第二次世界大戦あるいはその前の戦争をひたすら誤りとして謝ることに専念した観がある。これでは日本に愛国心を持てといっても無理な相談です。フランスだって植民地政策ではどれほどあこぎなこと、非人道的こと、弾圧など数限りなくやり莫大な富を自国にもたらしました。しかし教育では自由、平等、友愛を国のあり方の根本に据えていてそれに国民は誇りを持つように教育されています。今ではかなり幼少時から人種の差別は是正されていると私には思われる。教育は実に大切なものでアメリカでもアメリカ大陸はコロンブスによって発見されたとコロンブス記念日を国をあげて祝ってきましたがこの頃はコロンブスが何万というインデアンを殺戮した事実がわかり学校によってはアメリカ大陸を最初に発見したのはネイチヴインデアンの人たちであり我々白人は彼らの土地を奪い殺戮をしたと教えているそうです。こういった点では人類は進歩しているといえますが、大局的には文明の方向が個人の欲望の限りない開発と増大の路線を歩む限り人類に未来はないでしょう。人間を変えるには教育をおいて有効な手段はないでしょう。東京軍事裁判に戻りますが戦犯の中に元ラバウルの総司令官だった今村 均大将は常に現地人を擁護しとうとういくら究明しても死刑にする事実がないので9年だったかの服役のあと釈放されましたが自宅の庭に三坪の小屋を建てそこを独房として著作と死んだ兵士への祈りの生活を自らに終生課したそうです。著作で稼いだ金は全部遺族の生活や墓碑の費用につぎ込み彼が現金を持っていたのを見たことがないと証言する人もいます。勿論講演に依頼されれば出かけ講演料も遺族のために使ったでしょう。敗戦後それまでの日本の教育、国家の越し方を100パーセント我々日本人が否定することとアメリカ型民主主義を受け入れることをGHQに強制されたとはいえ猛省なく簡単に否定してしまいました。しかし今村 均大将の人格は戦前の教育によって形成されたものです。敗戦以来、教育は彼を越える人格のある人間を育成できたか、否である。功利的なアメリカ追従か左翼的なインテリを大量に輩出した。人間の越し方に100パーセント否はありえないのである。それは反省はしなければならない事はいうをまたないが100パーセント否定から出発するならばそれは愚かさを示すものであり根本の反省になりえないでしょう。否定して忘れる或いは棚上げすることは本当は人間の悟性を否定することでもあります。自国を守ることをアメリカに任せ、自らはひたすら経済の発展だけ考え、そしてアメリカのボスにはアメリカの国債を買わされ、防衛費を負担させられ、世界第二位の富める国になっても金満としか表現できない後ろめたさを持ち続ける国と国民になってしまいました。日本はアメリカ型資本主義の市場原理でなく資本社会主義を通すべきだったと思います。あれだけ稼いだ金で教育費を貧しい子弟に機会を与えることも出来なくこれほどに貧富の差をつくり一体あの時あった金は外国投資家の手に入ったのかと考えてしまいます。このままアメリカの言うなりになって統制の解放と市場原理主義を追従したら日本人として崩壊してしまうだろう。国民は今こそ日本人に一番合った国造りの方針と骨格作りを始めなければならない最後のチャンスではないかと気が気でありません。国は単に功利的、合理的思考だけで運営は出来ません。教育の根本にある人間作りが一番大切です。若い人のなかには途上国での活動に喜びを抱いて邁進しているひとも少なからずいます。若者が政治に関心を向けるには大人にそれだけのものを示さなければなりません。今村 均大将の敗戦後の生き方を生んだ戦前の教育で今も有効な点をもう一度教育の現場に反映させなければならないと痛感します。私などうっかりこの年になるまで日本のこと真剣にかんがえなかったなあと反省してます。こういう偉い日本人をもっともっと掘り起こさなければ、そして小中学校で教える必要があります。柔軟な脳に浸み込んで彼らの人格形成に肥やしとなるでしょう。

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