目覚めるか、惰眠をむさぼるか、それが問題だ。
宮沢賢治はこういってると聞きました。「人間の発する光は地球を回り宇宙を照らし不滅である、しかし肉体は消滅する。これを換言すると肉体は有限であり、魂は不滅である、ということでしょう。特に20世紀にはいってから人間はものや金といった見えるものの価値のみ信じるようになり、精神とか魂は人間の中心からはずされてきたかのようです。昨夜テレビで引き篭もりだった青年がインターネットで偶然親鸞の教えに出会い心酔し浄土真宗の僧侶の資格をとり家賃¥85,000で家をかり仏具も揃えお寺として本山から承認され日々の勤めを行っています、しかし壇徒は一人もいず勤めには奥さん一人従っているだけ、しかし彼は往々葬式仏教でなく生前仏教(ビハーラ)を実践し若い引き篭もりや人生に挫折した若者の相談相手として実際にもインターネットを通して良き人生の導師となっていくだろうと予想されます。目下本山から月々援助があるとのこと。こういう新しいお寺の形式は町々に見かけるプロテスタントの教会や集会所に近似しています。漸くにして仏教が150年振りで葬式仏教から生きる支えとしての仏教に、本来のすがたに再生してくるのではないかと私に予感させます。インターネットは活用の仕方で途方もないことが可能になります。勿論テクノロジーは両刃の剣ですから悪いほうにもとてつもない力をだします。この元引き篭もりの35歳の坊さんは「人間は今のままでいいんだ、そのままですべての人は救われるのだ。」という親鸞の言葉によって生きる価値を見出し人生に目的ができました。同じ番組の別の例では中学も高校を退学させられ偏差値30の若者がインターネットとゲーム、ギャンブルにのめり込んでいたところ大学受験の勉強のやり方がインターネットに何千と紹介されていてその中から数種を組み合わせて自分の勉強法を構築し猛勉強して早稲田の政経だかに合格したという話です。その勉強はたったの6ヶ月だったそうです。人間、天才と頭の悪い者とDNAは殆ど変らないそうです。筑波大の村上和雄氏にいわせると遺伝子のスイッチがONになると全細胞が活性化してとんでもない仕事が可能になるそうです。問題はいかにして遺伝子のスイッチをONにするかです。飢餓状態になると死ぬという危機感のせいかONになることがあるそうです。人間の遺伝子のあらかたは眠っていても普通に生きていく分には差し支えないそうです。現代は飽食、身の回りにものが満ち溢れ遺伝子がONになるまたとないチャンスの真に正反対の情況ではないかと思います。食らい過ぎて魂の瞼が引っ付いてしまったようです。古来宗教の修行のなかに秘事といわれるものなど遺伝子をONにする方法ではないかと想像します。メキシコ最大のインデオの部族ウイッチョルドのシャーマンになるのはあるとき夢でお前はシャーマンになれとお告げをもらうそうです。そのことを村人に話し村を離れ原始林の中にひとり入っていきます。丸5年間自然の只中で自然のものを食しそういった中で他の村のシャーマン修行者と会うこともあるそうです。その間食すると幻覚を起こすキノコを実験することもあります。人間界と丸5年離れ大自然と一体となってイゴが消えるころには透視能力が備わるそうです。そして満願の日が来た時村に戻りシャーマンとして偶されるとのことです。私の友人の63,4のポーランド女性、ヨーロッパにきたウイッチョルドの宗教的舞踊団の記録のフィルムを旦那と撮っているうちにこのシャーマン宗教にのめりこんで今ピレネーの山の中に瞑想道場を構えヨーロッパ人に精神カンセラーをしています。多くの時間医師とタイアップして講演旅行をしています。宇宙から帰還した飛行士は殆ど宇宙から地球の外、全宇宙の真っ只中で宇宙と一体化しすべての存在は一つだと実感するそうです。ウイッチョルドのシャーマンも大自然のなかですべての存在と一体化するのではないでしょうか。宇宙上のすべてのものは消えかつ生まれ瞬時も留まることなく生成消滅を繰り返しているのでしょう。しかし総体はいささかも変らない。それが言葉の表現で「神の御業」ともいえるでしょう。人間の力でない事は確かでです。これから超宗教が生まれてくる可能性があるでしょう。人類がブタになるか神に向かって進化するか、目覚めか、それが問題だ。
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