左脳支配の世界から右脳の感性と心の世界へ、
民主党党首の鳩山さんが新しい日本の政権の目標に「友愛」をうたって、国が北朝鮮の核に晒されているのに、何を寝言をいってるというひとも結構いるようだ。オバマ大統領が就任演説でアメリカはキリスト教、モスリム、ユダヤ教、ヒンズー、その他の宗教と宗教からフリー(無宗教など)が協力する国造り、いわゆる、change を宣言しました。「友愛」という言葉は抽象的であること、あまりにも自己のことしか考えなくなってしまった日本の現実からあまりにもとっぴなスローガンに子供っぽさを感じたのは大半ではなかったかと思う。しかしこの現実は我々が言葉の持つ霊力を殆ど失ってしまったことを証明しているのではないか、言霊を信じてきた我々大和民族が敗戦以来、アメリカンナイズ、アメリカンサブカルチャーを追って、利益を追うことが何にも増して推奨され、言葉を崩すことがあたかも先を行ってるような錯覚をもって日本語を破壊してきた。今、漢字の本が馬鹿売れしているそうだが、どうも言霊を取り戻そうというよりゲームに似た感覚の流行現象のようだ。英語を学ぶ者が多くてもそれで自分を表現したり本当の意味で外国人と交流し世界が一つの国、地球民族になる人間理解の基礎になる「人間とまず日本語」をまずしっかり学ぶことが先決ではないだろうか。人間的内容がしっかりあれば下手な語学でも相手と通じ合える事は、30年の外国暮らしで、私は体験しています。それは勿論人間としての内容と語学の高いレベルがあるのは理想です。私が言いたいのは軽佻浮薄で英語がペラペラしゃべるようなことはあってはならないということです。私がこの歳になって人間としてなってないことを日々痛感し反省します。明治期の人間が日本人も外国人も人間の理想に向かって生きる人が沢山いたということです。ボーリスだったか正確ではありませんがアメリカの建築科を出て、まもなくの頃、中国で宣教活動をしていて、目の前で中国人の宣教弾圧の集団に殺された経験のある人の講演を聴きそれが自分ひとりに向かって発せられたように衝撃を受け、たまたま滋賀県に新しくできていた商業学校の英語教師として日本のこと何も分らないまま即座に引き受け片道の船賃を親にかりて24歳のときやってきました。生徒に人気があり放課後かれの下宿で聖書の講義を始めたら何十人に増え二年後の契約更新のとき町の教育課から聖書講義を自粛しなければ更新は出来ないといわれさきのことを考えずすぐ辞めました。そしてかつて学んだ建築の仕事をはじめまたキリスト教の集会所も開き、それと時を同じくして、彼のアメリカの親友が亡くなりその両親からボーリスの活動のためと遺産が全部贈られました。それから在日外国人のために教会。学校、社屋、ホテル、住宅など日本全国に1,000以上の建物を設計しました。アメリカに留学した女性と結婚し84で亡くなるまで在日外国人社会と日本のために尽くしました。ニューヨークに徒手空拳で渡り禅道場を開きニュージャージーの山の中に大菩薩禅堂を開かれた嶋野老師は敗戦後の話です。20世紀は人類がこぞって利益を追求し人間が地球の王であるかのようにやりたい放題をやってその結果我々自身の生存を脅かすことが目の前に迫っています。20世紀までは欧米人が進化させた、人間中心主義、彼らの合理主義、そこから出てきた物質主義と科学万能主義、これらは彼らによって鍛え抜かれた左脳の産物です。しかし21世紀は右脳により感性と美と心で感ずる世界に変えていく世紀でありましょう。そうしなければ地球に未来はないでしょう。鳩山さんの「友愛」のスローガンを冷笑せず、もう一度我々を振り返って考えなければと思います。簡素、単純ということへの豊かな意味を再認識する時でしょう。
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